目次
WordPress も来週には3.9が出るということで、今回はWordPressネタを書いてみます。
WordPressは更新しにくい?
最近よく聞く言葉です。
確かにWordPressはブログ型のCMSですので、ページを編集する….といった時は直接テンプレートを編集したりなど、HTML,CSSなどの知識が必要になることが多いかもしれません。
ただ、次に出る3.9でも 「テーマのカスタマイズ」 でウィジェットを挿入できるようになったり、
その次バージョンではフロントエンドでの記事編集機能が予定されていたりなど、直感的な操作で記事を作成する改善が見受けられます。
現状、そしてこれからのWordPressで施策するときっと便利であろうカスタマイズ方法をババーンと幾つか紹介します。
今回はプラグイン編ということで、主にプラグインを使用して簡単にできるカスタマイズをお送りします。
目次
ダッシュボードのカスタマイズ
WordPressでログインして一番最初に表示される「ダッシュボード」。
ここをカスタマイズして、ユーザーが必要な情報を出してあげます。
Dashboard Widget Sidebar
このプラグインを使うと、ダッシュボードにウィジェットがおけるようになります。
さらに後述する Black studio tinyMCEを合わせて使うと、もう怖いものなしです。
僕はダッシュボードに、説明動画、ショートカットリンク、トラブルシューティングなどを置くようにしています。
PDFなどでマニュアルを作ったりするより、20分程度の説明動画をとってダッシュボードに貼り付けておいた方がクライアントさんからするとわかりやすいようです。
また、ショートカットリンクも3.8から管理画面で使えるようになった dashiconsを使ってアイコンを使用して見立たせたり、
できるだけ気を使えばとてもわかり易いものになります。
ウィジェットのカスタマイズ
冒頭に説明したように、3.9からテーマカスタマイザーでウィジェットを追加することができるようになりました。
これは便利そうですね!
まだまだウィジェットを使用していないサイトもたくさん見ますが……あと、メニューも。
制作する上でも、ウィジェットはだいぶ役立ちます。そこら辺をご紹介できれば。
Black Studio TinyMCE Widget
ヴィジュアルエディターがウィジェットとして使えるようになるプラグインです。
もちろん、メディアのアップロードから画像を挿入できます。
サイドバーのバナーなんてのも、これで管理すると変更しやすいですよね。
3.9のウィジェットカスタマイザーでも動作します。
( 最初は動かないと思ってサポートフォーラムに書き込んだらもう改善済みでした ; バージョンが違ったという…. )
Display Widgets
ウィジェットの表示をコントロールできるプラグインです。
- ユーザーのログイン状態
- テンプレート
- カテゴリー
- カスタム投稿タイプ / カスタム投稿タイプアーカイブ
- 固定ページ
- 投稿IDを指定
上記の条件を組み合わせて、ウィジェットを選択したページでのみ表示することが可能です。
jetpackにも同じ機能があるのですが、こちらのほうが機能も多く便利な印象。
これで、sidebar-page.phpとか、”header-hogehoge.php”とか、乱雑なテンプレートを作る必要がなくなります。
投稿方法のカスタマイズ
WordPressでサイトを制作するからには、新着情報やニュース・ブログなど、更新頻度が高いコンテンツが多いのではないでしょうか。
標準の投稿機能であるWYSIWYGではそもそもレイアウトが難しく、ショートコードやクイックタグでの記事編集に嫌悪感をもつ方もいます。
世界中でもWordPressでの投稿方法を考えている人( または企業 )は多く、
Visual Composerや、Motopress 、pagelinesなど、革新的な記事編集方法を売りに、いっぱい金を稼いでいます。
かといって日本人に、上記のようなインターフェースは無理です。( 全部英語だし )
他の手段で簡単に組み込みるものをまとめました。
Advanced Custom Fields
言わずもがな知れた、カスタムフィールドを簡単に作成出来るプラグインです。
このプラグインにはアドオンも複数あり、
この2つにはお世話になっている人も多いんじゃないでしょうか。
上記のプラグインの組み合わせで、コンテンツブロック型の投稿方法をいとも簡単に実装することができます。
こんな形でブロックを積み立てていく形式の投稿方法が可能になります。
ここらへんは我らがWordBench 名古屋のアイドル yamadaさんのカスタムフィールドで作るカンタン投稿システム
が参考になるでしょう。
デザイニング インブラウザ の考えで流行っている、CSSのモジュール化などの面から見ても相性はバッチリ。
HTML + CSSモジュールの側面で追加するとなおよしです。
ただ、ACFは内部的なキーの持ち方が特殊でして、絞り込み検索などを想定する場合には
カスタムタクソノミー使うなど代替手段をおすすめします。
メモ : ACF 5の可能性
実はgithubにてACF 5の開発が進められています。
https://github.com/AdvancedCustomFields/acf5-beta
このバージョンがそのままリリースされるとなると、
ウィジェットにフィールドを追加できるようになります。
つまりは、ウィジェットは空のままコピペで作成し、ACFでフィールドを追加するということも可能にナルわけです。
Page Builder by SiteOrigin
ウィジェットベースでの記事作成が可能になるプラグインです。

メリット
- カラム数を指定して追加
- ウィジェットがほぼほぼ全て挿入できる
- カラム幅をドラッグで変更可能
- ウィジェットの複製、ドラッグ&ドロップでのウィジェット移動、テンプレート機能など、編集効率が上がる機能が盛りだくさん
デメリット
- ビジュアルエディター・テキスト・エディターが( ほぼ )使えなくなる。
- 動的にCSSを出力しているため、表示速度が遅くなる。
- 基本英語 ( 翻訳ファイルはあるが、未対応部が多い)
- 今後追加されるWordPress Front end Editorなどとの互換性が心配
といったデメリットも有ります。
GPL +3で、WordPress公式プラグインリポジトリでも配布しています。
特に、エディター関連は今後どんどんアップデートされるので、
導入には気をつけてください。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
WordPressも日々進化するCMSであり、その使い方次第では何倍も便利になります。
他にも、こんなテクニックがある!といったことがあれば、教えてください。
次回は、使いやすいWordPressを目指す!管理画面カスタマイズ – アクションフック編をお送りします。

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