SVGをプロジェクトで利用し始めてわかったこと。
ここ数ヶ月、やっとSVGを実際の案件で利用し始めて、様々なことを学びました。
ハマって時間を潰すこともあれば、便利だなと思うことも。
この記事では、いくつかの感想をまとめてみます。
デザインツールについて
SVGが作れるデザインツールも数多くあり、今ではphotoshopでも作れるほど。
- Adobe illustlator
- Adobe photoshop
- sketch.app
- Affinity Designer
…etc。
他にもあるとは思いますが、メジャーなもので上記の4つでしょうか。
上記で一番コーディングしやすいツールは Sketchです。一番綺麗なコードを出してくれると思います。
illustrator もまだ大丈夫ですが、結構余分な情報もエクスポートされます。
photoshop もエクスポートはできますが、シェイプであることが前提です。また、defs タグの中に style タグと CSSで色などが定義されたSVGファイルがダウンロードされるので、HTML内でclassが衝突し思わぬ事態が起こりやすいです。
今でもスタンダードなツールはadobe 製品です。
photoshopでも、SVG化が考えられる箇所についてはillustratortで作成し、外部ファイルとして埋め込むようにすることが大切です。
ブラウザ互換に苦労する
SVGは非常に複雑な仕様ですので、SVGを解析しレンダリングするブラウザでも、ちょっとした差やできることに違いがあり、結構苦労することがあります。
特にIE8対応がマストの場合(まぁなくなるとは思いますが)、SVGを利用する選択肢はできるだけ避けた方が吉かもしれません。
SVGを利用したアニメーションでも、IEでは transform-origin プロパティが効かなかったりします。*思い切って GSAP や Snap.svg といったライブラリを利用したほうが余計な手間がかからずすみます。
SMIL Animate は既に削除される仕様なので、今後は利用しないほうがいいでしょう。
ロード方法について
SVGは基本的にHTML内に直接埋め込まないと、CSSでのプロパティの操作や、JavaScript でのアニメーションを実装することはできません。
Jade では include を利用することでより便利になります。
もしくは、icomoon などでアイコンフォントに変換したほうが楽だと思います。
まとめ
SVGは既にプロジェクトで利用できますし、使いようによってはとても便利です。
しかし、便利さに目がくらんでしまうと、意外に痛い目にあってしまいます。
今回紹介したことだけではなく、プロジェクトの規模感や仕様に合わせ対策を練りましょう。

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